日々乙女

すごい元気です

「課金は遊びじゃねえ」 〜推し生誕ランイベ備忘録〜

 

 

2020年4月13日23:59

私、上条葵はスマホ配信のゲームのランキング戦で、1位をとった。

しかも嬉しいことに大好きな大好きな推しの日本初の誕生日イベントで、だ。

 


そのアプリの名を「恋とプロデューサー」

その推しの名を「キラ」くんという。


恋とプロデューサーの詳細はすっ飛ばすが、超絶怒涛おもしろ乙女アプリなのでマジ初耳!という人は下記リンクよりぜひ公式サイトへ飛んでほしい。

https://evolxlove.papegames.co.jp/m.html#/

 

私とジャンル被りしようね!

 

 

では、ここから先は本題のランキングでの戦いを備忘録と変えさせていただく。

 

 

 

 


時は1月ーーー

 


恋とプロデューサー界のダンディ無愛想担当のゼン(CV杉田智和氏)が、めでたく日本で1回目の誕生日を迎えた。

恋とプロデューサー初の現物支給付きランキング戦。

 


私は担当ではないため、その時は外野をつとめていたものの、戦いを眺めながら、次に誕生日を控えるキャラクターが自分の担当のキラくんであるがゆえに、じわりと感じていたことがあった。

 

 

 

「ーーこれ、貯金しないとまずくない?」

 

 

 

そう気づいた私は、自担であるキラくん(CV柿原徹也)のグッズが入っていた空箱をリサイクルして、「キラくんが好きだと思ったらお金を入れる貯金箱」を作成。

その日からコツコツと貯金を始めた。

 


注1)恋とプロデューサーには4人のメインキャラクターが存在し、それぞれ4月、7月、11月、1月が誕生日となる

 


注2)恋とプロデューサーの日本配信日は7/3のため、当推しキラ(4/9生まれ)のイベントは今回が初めてとなる

 


注3)ゼンの生誕祭よりランキング上位(1位〜3位)に限定グッズが付くシステムが始まった。この記事では現物支給、と表記する。

誕生日の現物支給はアルミ、ポーチ、アクリルスタンドなど…

 

 

 

 


時はすぎて4月ーー

 


コロナウイルスの影響か、予定より少しずれ込んだものの、公式からキラくんのバースデーランキングバトルの期間が4/7 5:00〜4/13 23:59 だと発表される。

 


同時に発表された、課金の過程で手に入る報酬の誕生日限定カードの絵柄が「自らリボンを纏ってプレゼントであるかのような演出をしてくる推し」「半脱ぎで尾てい骨すれすれのセクシーショットを見せつけてくる推し」だったので、気持ちがはやりすぎてGIF動画とか作ってしまった

 

 

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↑公式よりお借りします。報酬カード。


(ここが恋プロの推しポイント、指定額を払えば全員カードが手に入る!)

 

 

 

さて、1月からはじめた貯金は一体いくらたまったのだろうか?

 


この期間、大好きなミラノサンドAを我慢してミラノサンドC(なんとAより20円安い!)も食べ続けた。

キラくんのこともたくさん愛した。同人誌とかも出した。

悲しみのイベント払い戻しも全部貯金した。

 

 

 

これは相当溜まってるはず!

そう思って集計したところ、キラくんのグッズ箱に約7万円が溜まっていた。

 


「こんなものか…」

 

 

 

少ない!ともよくやった!ともつかない金額ではあるが、とりあえずこちらの貯金を元に私は自分の脳内国家予算会議で金額を検討した。

 

 

 

20万ーーー

 

 

 

それが、全私の何日かの会議結果で出した答えだ。

ソシャ覇権コンテンツのランキングで勝つには少ない予算と思われてもまあ仕方ないが、社会人3年目でもそれなりに覚悟がいる額、だと思う。

これをうまく使って確実に1位を取るにはどうしたらいいのか?

ここから私の本当の戦いが始まる。

 

 

 

 


来るべき4月7日。

通常通り会社のある私はそれなりに毎朝早く起きていたものの、なんとこの日は開始時刻早朝5時の5分前に自然と目が覚めた。

 


武者震いだろうか。

キラくんからの啓示だろうか。

 


はやる心臓を抑え、恋とプロデューサーの画面を開く。

流れる穏やかな音楽。(恋とプロデューサーはミュージックもイイ!)

 


まずはアプリにログインしてキラくんへのタッチをすませる。

 


注4)恋とプロデューサーのイベント、更新は朝の5時が多い。

なぜだかはよくわかんないけど通称「恋プロの朝は早いー」と呼ばれている。

 


注5)恋とプロデューサーにはキャラクターの立ち絵をタッチすると喋る機能がある。

恋プロの女は皆まず朝の挨拶をここで済まして好感度を得ている。ちなみに全キャラ股間をおさわりしたときの股間ボイスが実装されている。

 

 

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↑実際の股間ボイスの様子

 

 

 

 

そして迎えたイベント開始時間。

事前に貯めていたダイヤと体力(AP)を使い尽くし、一気に1位まで上り詰める

※だいたい2000ハート、2万ダイヤを使い切りました。

 


運営からの指定額に達したため、ご褒美カードも朝の5時にすでに貰え大変なご満悦

 

 

 

まだ起きなければいけない時間まで余裕があったので、推しが女性と自宅で映画を見るシチュの時一体どんな態勢で見るのだろうか?ということを考えながら二度寝をした。

 

 

 

1日目、8時

起きて頭を覚醒させるためにアプリを再度開く。

現在私は3位。寝てる間に2人に抜かれているもまあまだまだ日数もあるし!と会社へ向かう。

 


仕事をしている間に間に何人かに抜かれるかと思ったがあまりに上位3人が序盤に走りすぎたのか、なんとその後18時ごろ会社を出るまで順位に変化はなかった。

 

 

 

1日目、19時

帰宅後、朝はじっくり見れなかったイベントシステムを再確認する。

システムは至って単純なもの。

 


一言で言えば「イベント締め切りのタイミングで最も金を払っていたユーザーが勝つ」

というものだ。

 


詳細を簡単に説明しよう。

 


①ランキングの結果は胸キュン度の最終値

 


②胸キュン度をあげるには、キラにプレゼントをあげることが必要

 


③プレゼントは3種類

「カラフルフラワー(以後フラワー)」

「クマの二代目ボイスレコーダー(以後ボイレコ)」

ラッキースター(以後スター)」

それぞれ配分は

フラワー 1胸キュン

ボイレコ 3胸キュン

スター 5胸キュン

 


④3種類のプレゼントの作成率は完全ランダム

プレゼントを作るには

A 素材

課金で買う、もしくはノーマル(消費体力5)・エリートステージ(消費体力8)の報酬手に入る

B生成料

課金で買う「気持ちのギフト券」またはダイヤ

ABの両方が必要だ。

 

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↑実際の画面。かわいい。

 

システムを理解した後、この課金バトルを乗り切るため、次に私が調べるべきなのは「10,000円で何胸キュンが手に入るのか」ということだった。

 

平均値を取るために20,000円を投入し、10,000円ずつ消費。

平均値をとるにはいささか甘い調べではあるがダイヤ換算でおおよそ10,000円で得られるポイントは7300〜7500程度だということがわかった。

ここで一旦ゼン生誕祭の記録を眺めてみる。

ゼン生誕祭でも同じ程度の額で胸キュンが稼げたと仮定して、1位は約40万円、2位で25万程度、3位で20万……ワオ…

※確証なし

 

課金額にビビりながら、これを調べる過程で私はある重大な事件に気付いた。

 

「…このイベントって、課金して生成したプレゼントをため込んでラスト5分に一気に放射されたら、終わりじゃない?」

 

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↑が実際の画面になる。

 

プレゼントをキラくんに渡す方法は、「1 つずつプレゼントする」「全て贈る」の二択しかない。

ちまちまプレゼントを入れていくという手もあるが正直これがめちゃくちゃタップ疲れする、しランキングは1分毎に更新のためちまちま入れてるということは在庫を隠し持っているな…?とほか上位陣に自らネタバラシをしにいくようなものだ。

 

また、余談ではあるがこの2週間前ほどに某「スタンドマイヒーローズ」というアプリで推しの報酬ランキングイベント(その時は31位)があった私は、「上位になればなるほど逃げ切りたいという心理が働く」ということを目の当たりにしていた。

つまり、絶対に勝ちきりたいと思っている上位をあまり刺激しすぎるとどんどんボーダーが上がって苦しくなる。

 

でも、逆に考えれば…だ。

スタマイのようなシステムのランキング戦はある一定の数値の逃げ切りさえすれば「絶対に追いつけない時間の壁」の差を作ることができる。

しかしこの恋プロのランキング方式は誰でも、大袈裟に言えば最下位だろうと最後の1分に「一発逆転の隠し切り札」分を貯蓄できる……のだ。

 

以上を加味して私が立てた作戦。

 

それが「一発逆転!賭博黙示録カイジ作戦」だ

 

作戦内容の詳細を説明しよう。

〜4日目まで

6万以内でゆるっと走って日曜の昼までにこれを消化しながら走る

5〜6日目
10万円程度で逆転用のプレゼント素材をため込む

7日目

23:55:01秒、試合終了23:59分まで残り4分でその分を投入

 

と言ったものだ。

 

正直博打でしかない。全員同じことを考えてたら普通に3位以内に入らない可能性だってある。

 

それでも私は「必ず1位をとる」ということだけを信じて、作戦を実行に移した。

 

 

2日目、朝9時

 

なんとなく自分の作戦が決まったことで、周りを見る余裕が出てきた。

この時点で上条の順位は3位。

 

私はぶっちゃけ、めちゃくちゃツイートがうるさい。

恋プロは界隈もそれなりに狭く、実はキラくんを担当にしてる女はあまり多くない(なんで!?)なので、私が仮に1位を取ろうとしている他のユーザーだとしたら、絶対に上条葵のTwitterを監視する。

と、言うわけで。Twitterの発言一つ、例えば仕事が休みだとかどうだとかも期間中はめちゃくちゃ気を使ってた。

鍵をかけるのもおかしい、あんまりイベントのこと呟かないのもおかしい…そう思い、とにかくキラくんが可愛かった話を中心にするなど慎重にTwitterに足を運んだ。

 

毎日やけに闘争心だけが研ぎ澄まされ、「フォロワーがみな仕事とかウイルスと戦ってるのに、わたしは同担と戦ってんな…」と思いながらも「絶対に1位をとる」と言う思いを胸に経過に身を委ねた。

 

 

その後もこまめに上位がどんなポイントの増え方をしているのか確認しつつ、合わせて私もゆるゆる走る。

事件が起きたのは、4日目だった。

 

 

4日目、12時

 

会社の昼休みにふとランキング画面を覗いてみると、あれ!?私が3位にいない!!!

 

慌ててランキングをもう一度確認する。

 

「4位だ……」

 

上位を3人で争っていたところに、新たなニューフェイスが登場。

しかも、これは本当に尊敬の念を込めて言わせてもらうが…その方は「前回のゼン誕生日バトルで1位をとったユーザーさん」だった。

 

 

……先ほどチラッと記載した、ゼン誕生日の1位さんの課金額を覚えているだろうか。

 

あまりにビビった私は、そこまで大切に貯めていた貯蓄分を一気に入れ、周りの様子見も兼ねて一度2位まで駆け上がる。

 

そこからはまあ予想通り、夜には私は元の「4位」の位置に落ち着いていた。

 

この先どんな高額バトルになるのかはまだわからない。

それでももうこの時点で目標地点の4日目。

「この先どんなに順位が落ちても、プレゼントは溜め込む」

 

 

当初の予定通り、私はカイジとなるため黙々とプレゼント作成の素材を貯め始めた。

 

 

5日目

 

これまで電卓などを使っていた私だが、この作戦は集計ミスが命取りとなる。

 

「なんかエクセルみたいなアプリないかな〜」

と思い、「cel Lion」というアプリで現在の隠し在庫の管理を始めた。

 

https://apps.apple.com/jp/app/%E3%82%B7%E3%83%B3%E3%83%97%E3%83%AB%E8%A1%A8%E8%A8%88%E7%AE%97%E3%82%BB%E3%83%AB%E3%83%AA%E3%82%AA%E3%83%B3for%E3%82%A8%E3%82%AF%E3%82%BB%E3%83%AB-excel%E9%80%A3%E6%90%BA%E5%8F%AF%E8%83%BD/id562449731

⤵︎こんなかんじ

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これで、上位との差も実は自分が何ポイントなのかもバッチリ管理できる!!!!

 

コンビニで大量に換金してはじめて収入印紙を貼られたりしながら、黙々と課金を続け、プレゼントをため込む。

 

 

最終日を前に、私の胸キュン数は、実情200000に達していた。

(この時点で実は予算超えてた、20超えてから数えてない…がんばれ来月の私…)

 

最終日 夜

 

ランキング戦が終わるのは今夜の23時59分。

 

何度も終了時間を確認しながら秒数まで時間が出るサイトをPCで立ち上げ、その時を待った。

 

私はここまでの過程を全て鍵アカウントで実況していたのだが、ここでとあるジャンル外のフォロワーからDMが来る。

 

 

「どこで誰がみてるか分からないからDMします。葵さんが1位とるところ、見たいです!ファイト!」

 

 

 

なんて優しいんだ?!!!?!!

毎日執念の分析ツイートをしていたおたくに世界が優しすぎる。

 

あまりの感動とよっしゃ1位とるぞ!という思いで、最終日ではあるが私はもう一度自分の作戦を見直した。

 

仮定1 誰かが同じ戦法をとっていて僅差で負ける可能性

仮定2 同じ戦法をとっている誰かが、ラスト1分にさらに逆転される可能性

 

 

これは本当に悔しい。

もう本当に悔しくて泣いてしまう。

 

念には念を入れて、一気に入れた後、終盤も止まらずプレゼントを突っ込めるようダイヤを装填しておく。

振り返ってみれば、この装填がなければ負けていたかも。

 

23時55分00秒。

イベントの作戦を相談していた友人たちにエールをもらい、いざ戦場へ。

 

貯めていた胸キュンを一気にドボン!!!

……ここで終盤のこのイベントのみそ

 

 

「ランキングの更新が1分毎」

 

 

が生きてくる。

 

あと59秒はまたプレゼントをためられるーーーそう思いプレゼント作成画面に走っている間、

59秒後、私の順位は一気に1位に変わった。

 

私はもうこの時「逃げ切りたいという心理」でいっぱいになっていた。

プレゼントを作ってはキラくんに投入。投入、投入…………

 

 

そして23:59分ーーーーー

 

試合終了のコング、わたしの、結果、は…

 

 

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ぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ!!!!!!!!!

 

 

勝った、、、勝った、、!!!

 

タイムラインのママたちーーーー!!!

勝ったよーーーーーーーー!!

(このあとめちゃくちゃYUIのIt's all too much聞いた)(カイジ映画主題歌)

 

その後Twitterのみんなに報告して、お祝いの言葉をもらった(ありがとう…)

 

私は運良く、戦略通りに勝つことができたのだ。

 

………あれから2日。

何はともあれ、

何が言いたいかっていうと…

 

 

「課金は遊びじゃねえ」

 

この一言につきる。

 

いくら推しアプリに貢ぎたい、と思ってもお金は有限だ。せっかく大金をつかうなら!!本気で金を使えーーーーーー!!!!!!!!

若干ずるい手を使った自覚はあるが、私だって今までの人生で1番真面目に課金した(そんな人生でいいの?!)

 

(あとよくわかんないけど、私のガチ課金に感化されたフォロワーが自分の推しアプリに謎の課金をしてくれていた)

 

ソーシャルゲーム戦争、敗れていくアプリたち、新たな新勢力………まさにあちこちで今もランキング戦が行われているところだろう。

 

 

この記事を読んでくれたあなたが今後の課金で本気を見せてくれることをめちゃくちゃ楽しみにしている。

この記事を読んで、もし恋とプロデューサーが気になったら、ぜひインストールよろしく!

(まだ公開時期決まってないけどアニメもやるよ!)

 

 

最後に…

本当にキラくんお誕生日おめでとうございました!!!!!!!!!!!

 

 

4/15 上条葵

 

 

 

※こちらの記事は、ハク先輩のランキング開始までの期間限定公開とします。(次回のランキングに影響をだす意図はないため)

また何かご意見があった場合には、記事を下げます。